Cro Brock

〜タイトルださない?大丈夫?〜

AIRJAM 2018 会場編

 

伝説のAIRJAM

伝説のマリンスタジアム

 

会場についたのは10:00

俺は友達と二人できていた

(仮にベーやんとしておこう)

(べーやんは2個下の少年の心を持った女の子)

(ちなみにAIRJAMはおろかHi-STANDARDも知らないのに誘ったら関西からはるばるやってきた)

 

 

俺はこれから確実に起こるであろう

伝説のステージの数々に胸を躍らせ意気揚々とリストバンドの交換をした

 

直近で行ったWANIMAメットライフとは明らかに違う客層

若い子はむしろ少数派で

会場には会社でもそれなりのポストについているであろうオジジやオババ達

みんな子供のようにはしゃいでいた

それぞれの生活にけじめと折り合いをつけて参加してるのだ

あぁ、今日ははしゃげばいいさ

はしゃげばいいとも

 

スタジアム外の出店の数々

どれも旨そうだ、だが慌ててはいけない

今日はAIRJAM

1アーティストでも多くスタジアム内で見たければ

必要最低限のエネルギーだけ確保しうんこタイムをなくさなければならない

うんこはしない俺はそういう男

 

企業ブースでは会場限定グッズやお買い得商品が並んでいた

特にFATブースはすごい並び様で人が溢れかえっていた

 

特に欲しいものもなく会場をプラプラして雰囲気を楽しんでいるとべーやんが

 

「くろさん、あれ勝負しましょうよ」

 

Manhattan Portageブース内にあったイライラ棒だ

簡単に説明すると電極の繋がれた鉄の棒(もちろん持ち手はゴム製)

をコースに沿ってゴールまで進めていく

棒がコースに触れるとコースの電球が光りゲームオーバー

コースは縦3m横6mくらいの壁に設置されている

 

俺とべーやんはゲームが視界に入ると競い合うという奇病の持ち主

そしてお互い勝てば盛大に相手をこれでもかと煽りなんか変な空気にする

 

イライラ棒で俺に勝とうなんてべーやんも愚かだと思いつつも列に並ぶ

前の男性二人組はなかなかうまく一人はクリア

もうひとりも惜しいところまで行っていた

あとからスタッフに聞けばだいたいいつも10人に1人くらいクリアするのだそう

 

さて、我々の出番

先攻は俺、前二人のやり方を見て学習した俺はなんとか3/4くらいまで行き

参加賞の一つ上の賞、シールをもらった

ちなみに参加賞Manhattan Portageの広告のみもらえる

 

後攻はべーやん

スタッフのお姉さんが「よーいスタート!」といったその時

 

 

 

 

 

パッ

 

 

 

 

 

コースの明かりがついた

 

 

 

 

 

いやいや待てべーやん

後半こそカーブが増えて難易度も上がるが最初は直線だ

開始5cmで当たる?きっと手が滑ったのだろう

 

お姉さん「も、もう一回行きましょうか!」

 

そりゃそうだ

こんなんでゲームオーバーならイライラ棒に1時間並んだべーやんが可愛そうだ

それくらいの温情あってもいいだろう

 

べーやんも緊張してただけだ

遠出をしてちょっと疲れてたから少し震えたんだ

見てろお姉さん

べーやんが本気を出したらただじゃ済まないぞ

スタープラチナ顔負けの圧倒的スピードと精密な動きで

お姉さんも思わずWRYっちゃうから

見せたれべーやん

 

 

お姉さん「よーい、スタート!」

 

 

 

 

 

パッ

 

コースの明かりがついた

 

 

 

 

 

全く同じ場所で

 

 

 

 

 

 

お姉さん「・・・次は並んでくださいね〜」

 

 

すでにManhattan Portageブースは変な空気になっているのに

俺はベーやんを煽ることなんて出来なかった