Cro Brock

〜タイトルださない?大丈夫?〜

氣志團万博2018 ライブレポートその4

 

はい。

長かったやろ?氣志團万博ライブレポート

な?

もうちょっとの辛抱やで!

 

ホンマに最高すぎた氣志團万博

来年もまた行きたいな

何より過ごしやすかったし

 

ほなその4行くで!

 

 12.ももいろクローバーZ

 

は?

 

って思った?

おいくろお前ロック好きちゃうんか

パンクキッズとちゃうんか

 

せや

俺はロック・パンクキッズや

でもなこれだけは言わせてくれ

 

 

ももクロめちゃええよ

 

 

俺はかつて

『アイドルなんて糞や!』

って思ってた

 

なんの意味もないような歌を

自分が作ったわけでもないのに歌い

特別完成度の高いダンスを踊るわけもなく

おっさんに媚びへつらう

 

音楽好きなら歌手なれ!

ダンス好きならダンサーなれ!

なんやアイドルて!!

 

しかし、しかしだ

今年ももクロ4人体制初の東京ドーム公演に友達に誘われたわけや

俺は最初

「ほぅほぅ。アイドルですか?どれケチョンケチョンにディスってやりますか」

と思っとった

 

いざ公演始まると

未知との遭遇の連発

会場の異常なまでの一体感

豪華なセット

その注目を集めるのは4人の可愛らしい女の子

 

確かに

なんの意味もないような歌を

自分が作ったわけでもないのに歌い

特別完成度の高いダンスを踊るわけもなく

おっさんに媚びへつらっとった

 

しかし

アイドルとしてはこれで正解なんや

媚びへつらうてことは裏を返せばファン目線ってことで

つまりはそういう事

これで正解

可愛い子が可愛い歌歌って可愛く踊ってたらそれでええんや

そもそもロックとは別のベクトルに進んでいて

どっちが良い悪いでもない

 

そんな風に互いを認め合い

戦争がこの世からなくなれば良いな

そう思いました

 

前置き長すぎたけどこっからがライブレポ

 

スカパラの中盤くらいからすでにももクロファン通称モモノフ達は

前へ前へ進んでって

転換の30分が過ぎる頃には俺のいた前方はモモノフだらけ

赤や黄色、桃色に紫のももクログッズを全身にまとった戦士達がそこにはいた

バンドグッズは基本的には黒が多めでフェスになったら周り真っ黒ちゃん

なんやけどももクロのライブだけは周りめっちゃカラフルやった

 

ほんでももクロ登場

曲が流れるたびモモノフの超ド級の合いの手が

 

「うりゃ!おい!うりゃ!おい!うりゃ!おい!うりゃ!おい!」

 

いやええんか?

君が推してる子今歌ってんで?

 

ええんや

 

これがももクロ

これがアイドル

一体感を持って推しを応援する

その姿勢を楽しむことが重要なんや

 

ほんでラストの曲ラストの大サビってところで

音楽が止まる

そこからヒーローショーを水で薄めたみたいな茶番劇が幕を開けた

 

赤以外の3人がショッカー的なやつに捕まり

ヒーローが仲間に加わり

赤が敵を倒す

 

何がおもろいねん

 

いや、これが正解

可愛い子が一生懸命なところを

微笑みながら見るのが正解

 

友達はももクロ目当てで来とったからサイリウムも借りた

俺の推しは紫の高城レニちゃん

理由はももクロとコラボしたカラーリングのホルモンTの紫を持っていたから

 

一番笑顔が素敵やった

レニちゃん

 

フェス会場でサイリウムを振ったのは初めてやったけど

ももクロやっぱおもろい

おもろいよレニちゃん

 

 

13.10-FEET

 

来たぜ

10-FEET

 

ももクロから前にいてた俺は最前から3列目くらいの場所におった

この場所は逃げる事もできひんしいダイバーも多いむさ苦しい最悪の場所

最高じゃねぇかおい

サウンドチェックのKOICHIを完全に

スタッフのおっさん

と思ってたモモノフの友達はさておきアーティスト紹介映像が流れた

 

毎年毎年オチもないネタを仕込んでくる10-FEET

翔さんがなんとかしてくれるからという甘い考えで毎年挑んでくるらしい

 

翔さんは

『俺はもう今年は出ねぇからな!』

 

言うておなじみの『そして伝説へ…』が流れる

みんなタオルを掲げ10-FEETを迎え入れる準備は万端

 

が、入場したのは氣志團メンバー

翔さん早速出てるやん

なんなら10-FEETより早く出てるやん

と言うツッコミはしたら負けなので茶番を見守る

 

氣志團メンバーは

『楽器あるべセッションするべ』

なんて言いながら10-FEETの楽器をベタベタ触りまくる

そこに

警察官に扮した10-FEETメンバーが登場

氣志團を追い払った

 

何がおもろいねん

 

お前らはアイドルちゃうからそれは不正解や

まぁちょっとおもろかったけど

 

そっからの10-FEETは凄かった

初っ端に『river』を打ち込んだか思えば

『1sec.』『1 Size fits ALL』

超攻撃的な曲を連発

当然ダイバーもめちゃめちゃ出てて俺は10-FEETを確認する事も難しかった

 

でさ

氣志團万博のセキュリティて多分普段セキュリティしてる人らやないと思うねんな

みんなめっちゃ線細いし

で、俺のいたステージちょい右あたりにいたおっちゃんのセキュリティなんやけど

ダイバーをめちゃめちゃ笑顔でさばいてた

『もう、お前ら楽しみすぎやろ』

みたいな顔で

俺はそれにめっちゃ感動して

おっちゃんめっちゃ良い人やん!て思った

一般的なセキュリティてアメフト部みたいな兄ちゃんやねん

そんな兄ちゃん達がめっちゃ業務的にさばいていくねん

そらそれが当然やし悪いって言うつもりは1mmもないねんけど

あのおっちゃんめちゃめちゃ良かった

笑顔でダイバーさばいてるおっちゃん見てるだけで

10-FEETのライブ見に来た価値あるくらい良かった

 

最後TAKUMAは

『いろんなジャンル、いろんな世代の人が来てるけど』

『お前ら喧嘩すんなよ』

『隣で大声で歌ってるやつがいてウザかったとか』

『サークル仕切ってるやついてウザかったとか』

『Twitterとかに書くなよ』

言うてた

 

そんなTAKUMAの言葉ももちろん響いたが

俺は笑顔のセキュリティのおっちゃん見れただけで満足やった

 

おっちゃんありがとう

おっちゃん、俺の10-FEETのライブレポ

ほぼおっちゃんのことや

 

 

13.ヤバイTシャツ屋さん

 

俺が最初に見たのは確か何年か前の大作戦

牛若の舞台やった

まぁまぁ客入ってたのを覚えてる

 

で今回サブステージトリ前

もうね超満員どころの騒ぎじゃなかった

会場に入りきらん客は当然いて

会場に続く道にも客がぎっちり

いつの間にこんな大きくなったんやこの子ら

 

キッズの人気たるやえげつないものやった

 

SEもようわからんお母さんと一緒みたいな曲が流れてライブ開始

俺は会場に入れんかったから前の方どうなってるんかよくわからんかったけど

とにかくすごい人気

ほんまグロい

もう大乱闘みたいなことなってたし

 

いや、ヤバTてそんな感じで聴くバンドじゃなくね?

知る人ぞ知るおもろいバンド枠じゃね?

 

共感性のある歌詞にキャッチーなメロディ

『ヤバみ』は特に会場盛り上がっとった

ほんまヤバみ

 

『ハッピーウェディング前ソング』で

彼らは初出場の氣志團万博を後にした

 

アーティスト紹介映像では

『俺らフェスビッチなんで』

言うてたけど

もうフェス選んでも良いくらいの貫禄はあった

でもフェス選び出したらなんか冷めるけどな

 

 

 

14.氣志團

 

この二日間のラストを飾るのは氣志團

初日とは変わりコラボゲストをちょこちょこ読んどった

 

スカパラと森山直太朗を呼んで

『走れ正直者』

ももクロを呼んで

『おどるポンポコリン』

 

平成に亡くなった偉大な人たちを弔うように

でも最高に明るく両曲は歌われてった

 

『俺たちみたいなバンドがトリを務めるなんてって思ってるだろ』

 

この2日間のライブで何回も翔さんは言ってた

まぁ正直なところ

氣志團より客呼べるバンドが両日共にゴロゴロいてる訳で

しかも氣志團より後輩も結構いる

それを知った上で立つ氣志團

俺は最高にカッコよく見えた

 

そして前日とほぼ変わらん流れで

『One Night Carnival 2018 O.N.C』

分かってたけどわろてまう

オモロかった

 

最後にまた花火をあげる

2日目はなんか花火のキレが悪く

 

『あん時のアレみたいだね!』

って翔さんはいっとった

 

確かにあん時のアレみたいやった

下ネタです

 

こうして平成最後の最高の氣志團万博は終わった

 

氣志團は20年以上キャリアを積んでるバンド

バンドが20年続くとなると色んな辛いことを経験して来たなんて火を見るより明らかなわけで

そう言う試練とかってのを超えて来たからこそ20年続いてる

当然自分らの音楽、自分ら自身にプライドを持ってやってる

そんな氣志團が明らかに自分らより売れてる後輩バンド呼んでそれをネタに昇華してる

 

そんなことできるバンド他にいてる?

プライドが邪魔して普通できひん

氣志團の懐の深さを思い知った

やからこそ氣志團はみんなに愛されてるんやと思う

やからこそ氣志團万博は長く続くフェスになってるんやと思う

 

『俺たちみたいなバンドがトリを務めるなんてって思ってるだろ』

 

違う

氣志團じゃなきゃあかんねん

氣志團やからあんな豪華な顔ぶれが揃うねん

氣志團やからお客さん来るねん

超豪華な顔ぶれを差し置いてトリを務めるのは氣志團以外ありえへん

 

そう思えるフェスやった

俺は氣志團万博初めてやったけど

逆に氣志團以外がトリを務める氣志團万博は想像がつかへん

 

来年も氣志團万博は行ってみたい

その時も俺は他にどんなバンドが出ていようとも

氣志團のトリを見て見たい

 

おしまい